都会で楽しむブルーベリー

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総責任者:渡辺 順司
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コンセプト

サイト運営コンセプト
 当初、インターネットが普及し、個人でもサイトの開設が可能となった際、多くのプロバイダは、「世界に向けた情報発信」と謳い顧客の獲得を促進した。

 その後、別の商業的理由からポータルサイトをはじめとして、無償での個人サイトの開設が可能となったため、「世界に向けた情報発信」という大義名分を掲げている割には、情報価値としては無意味かつ無責任なサイトが多数乱立することとなった。

 ネットでのコミュニケーションが、極めて心地いいのは、安易さが存在するからである。言い換えれば、無責任が許される心地よさである。発言内容、書き込み内容に対して、しっかりとした論理性も根拠も必要ない。なにより、実名を名乗る必要がないのだから、この仮名性という安易さは、もう一人のバーチャルな自分を持ちたい多数派には極めて魅力的である。

  なお、バーチャルであろうとなかろうと、基本的に営利を前提としない個人サイトの目的とは、先の情報発信というよりも、実際には単に何かを漠然と表現したいという欲求の充足といった方があたっているはずである。それは、サイトの開設までには至らない昨今のブログの加速度的な浸透によっても顕著に裏付けられているといえるだろう。

 しかし、仮名性を前提とした希薄なコミュニケーションの場では、問題や疑問が提起されたとしても、それをみんなで一緒に悩むだけで、全くといっていいほど問題解決となっていない場合が多い。
 むしろ、なんの根拠もない情報が、従来では考えられない規模とスピードで伝播することとなり、Web上は玉石混淆の巨大な情報源となった。 この玉石混淆が最大の問題で、インターネット上での情報とは単に収集するという対象から、取捨選択すべき対象、あるいは真偽を確認すべき必要がある対象となるとともに、情報操作すら可能な場となった。

 本サイトのテーマであるブルーベリーも、1951年の日本への導入以来、品種の混乱だけでなく、情報の乏しさも手伝って、多くの誤解や誤った情報が伝播しているといえる。当然、インターネット上での情報も然りである。

 そのような状況下にあって、本サイトは、掲載するコンテンツのすべてにおいて「確信」に基づいたものによってのみ構成するよう心掛けた。
 それは、私自身が責任の伴わない自由を、かえって窮屈と感じる性格だからに他ならない。というよりも、私は、もう一人の自分、つまりバーチャルな自分を全く必要としない少数派であるらしい。このことも、このブルーベリーをきっかけとするサイト開設によって自覚したものといえる。
  それは、本サイトは、そのトップページにおいて、あえて「総責任者」という表現を用いて、実名を名乗っていることでも明らかなようだ。

 一般に趣味の個人サイトのほとんどは、ハンドルネームによる仮名性が強く、くだけたスタイルのものが多い。もちろんハンドルネームの最大のメリットであるプライバシー保護、逆に直感的な特定が可能なこと、フランクな印象でコミュニケーションできるということなどは、もちろん十分に理解している。しかし、2chや掲示板問題などで、その弊害部分の印象が私には強すぎる。よって、「総責任者」という肩書きによる実名の「渡辺順司」でなくてはならず、どうしても手垢の付き過ぎた「管理人」という言葉を使いたくはなかった。

 また、ほとんどのサイト開設者が気にするものらしいが、私には極めて理解しがたい3つの運営上の留意点がある。それは、「ページランク」、「アクセスカウンタ」、「更新プレッシャー」である。

 まず、「ページランク」であるが、サイトを開設した場合、営利・趣味を問わずに誰もがGoogleのページランクを気にする。そのために、必死で嫌いな相手とも相互リンクを張って、少しでも自分のサイトのページランクを少しでも上げようとする。
 営利目的ならばともかく、だいたい最もメジャーな存在となった検索エンジンとはいえ、どうして、Googleという1検索エンジンのページランク評価基準を気にしながら、自らのサイトを構築しなくてはならないのだろうか。その論理構造は複雑とはいえ、単なるロボット巡回によるサイトのランク付けアルゴリズムに、なぜそれほどまでに左右されなくてはならないのか。その時点におけるサイトの評価基準において、リンクという概念が、ランク付けアルゴリズムの中で重視されている1条件に過ぎないのである。

 さらに、誰もが、本来的に最も重要なはずのコンテンツの充実よりも、訪問者数を示す「アクセスカウンタ」の方が気になって仕方がないようである。アクセスカウンタとは結果であるとともに、真の指標になどになり得るはずがない。また、趣味のサイトにおいては、歓迎もしない閲覧者をカウントしても実は全く意味がないはずである。

 最後は、「更新プレッシャー」である。これも全く不可思議な精神状態といえる。営利を目的しているなら、閲覧者の一部が顧客であるため、当然のごとく再訪問を促すためや、さらなるロイヤリティ確保のために魅力ある更新が必要なのは当然である。しかし、趣味サイトの運営において、情報提供側にあたる開設者にプレッシャーが生じること自体が全く信じ難い。

 最も興味深いのは、これらの3つすべてが本末転倒であることだ。趣味のサイト開設・運営とは、本来的には極めてエゴイスティックな存在であるはずだ。さらに、バーチャルなハンドルネームによる仮名性によって、その発言や書き込みにおいての自由度と身勝手さを用意しておきながら、そのバーチャル性の上に発生する3つの強迫観念が「現実」となっていることが、私には極めて滑稽に見える。

 本サイトは、ブルーベリーという題材に関して自らが感じた「確信のある事実」のみを「的確に表現」する場であり、曖昧な課題を気軽に語り合うコミュニティの場ではない。

  このように宣言し、その内容においても気軽さを排除しているのは、実際には多くのハードルを設置して、あえて敷居を高くして、閲覧者を制限しているようなものである。しかし、その制限を前提とした上で、そこから生まれるコミュニケーションこそが、私が確信する真のコミュニケーションなのである。

 本サイトは、趣味サイトとしては実際に意味を持たない「ページランク」、「アクセスカウンタ」、「更新プレッシャー」などを全く気にすることなく、開設者自らが望む閲覧者のレベルをキープし、希薄な繋がりなど入り込む余地のないWeb上のコミュニケーションスペースなのである。

  このサイトコンセプトによるならば、わざわざ自らをバーチャルな環境に委ねなくても、わざわざハンドルネームなどを使わなくても、誰にも媚びることのない本当の意味での自由で気ままな趣味のスペースが確保できるのである。

 流行りの安易な相互リンクを非難したが、サイト開設本来の目的を前提とし、現在のWeb環境を考慮するならば、自らのサイトが多くのサイトからリンクされないよりは、されていた方がいいというのもまた事実である。
 よって、このサイトを評価し、リンクしたいと感じた方は、自由にリンクして頂いて結構である。 しかし、本サイト側としては、「確信」の「表現」にバイアスを与えないため、現在のところ本サイトから他のサイトを安易にはリンクしないことにしている。しかし、リンクしない代わりに評価すべきものは、コンテンツにおいてしっかりと反映させることにしている。

 以上が、本サイトの「総責任者」である「渡辺順司」が考える現時点におけるサイト運営の基本的考え方である。
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