都会で楽しむブルーベリー

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総責任者:渡辺 順司
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写真集:自然編

ブルーベリー・フォトギャラリー【自然編】

【Dixi(デキシー)北部ハイブッシュ系品種】
撮影場所は、長野県信濃町にある伊藤ブルーベリー農園です。酸性の火山灰土壌で標高650〜750mの寒冷地であるこの地は、北部ハイブッシュ系品種のまさに適地です。最初は、ブルーベリーの撮影に出向いたのですが、たまたまカエルを撮影したこの写真をきっかけに、ブルーベリーに関わるあらゆるものへの興味が湧いてきたといってもいいでしょう。

当初、「アマガエル」とばかり思っていたこのカエルは、「シュレーゲルアオガエル」であることがわかりました。

そして、それをさらなるきっかけとして、カエルにも相当な興味を持つこととなりました。

「シュレーゲルアオガエル」というその名前からすると、当然海外から入ってきた外来種であるはずだと思ったのですが、なんと純粋な日本産のアオガエルでした。

そして、その命名の由来を調べると、有名なシーボルトまで関係してくるとは、歴史って面白い!。

詳細は「都会で楽しむブルーベリー」P.49にて解説しています。

 

 

 

【Dixi(デキシー)北部ハイブッシュ系品種】
この写真も同じく「シュレーゲルアオガエル」です。

ごく一般には緑色でこのサイズのカエルは、みんな「アマガエル」にされます。

100以上もの品種があるブルーベリーも、ごく一般にはどれも「ブルーベリー」でしかないのと全く同じです。

やはり興味を持たなければ、ブルーベリーの品種同様に、それほど気にしないものです。むしろ、それが普通でしょう。

人間が、よく憶える(記憶する)のは、「興味」を持っているものか「反復」したことだといいます。

多くの場合、「趣味」は前者にあたり、「勉強」は後者なのでしょうか。

ところで、同じように見える「シュレーゲルアオガエル」と「アマガエル」(正式にはニホンアマガエル)との見分け方は非常に簡単です。

「都会で楽しむブルーベリー」P.47で写真入りで解説しています。見比べれば一目瞭然!なのに・・。

なお、東京生まれの私には、子供の頃、よく「トノサマガエル」を見つけたり、水槽で飼ったりもしていたものですが、なんと「トノサマガエル」は、関東平野には生息していないといいます。つまり、関東で「トノサマガエル」といっていたものは、正式には「トウキョウダルマガエル」という種類だそうです。

外見が似たようなものは、知名度のより高い方に引っ張られるようです。

 

 

 

【Gardenblue(ガーデンブルー)ラビットアイ系品種】

ブルーベリーをきっかけに、さらにはカマキリまで・・。

そうなると、「オオカマキリ」、「チョウセンカマキリ」、「ハラビロカマキリ」、「コカマキリ」などが関東ではよく見かけるものでしょうか。そのうち、「オオカマキリ」と「チョウセンカマキリ」の違いは、相当微妙です。

これも、「都会で楽しむブルーベリー」P.68〜P.71にわたって解説しています。

この写真は、「オオカマキリ」。撮影場所は、千葉県木更津市にあるエザワフルーツランドです。

 

 

 

【ノビリス(T-100)ラビットアイ系品種】
ブルーベリーをテーマに、どんどん拡がっていった世界は、とうとう写真でブルーベリーが写っているのは、葉の先端だけになりました。しかし、それでも、ブルーベリーには、そして品種には、こだわりを持ちたいと思っています

私は、基本的に種苗登録された正式品種のみを扱いますが、この通称ノビリス(T-100)だけは、例外です。

ノビリスは、果実が大粒で、果実品質もいいのですが、樹形が非常に強い開帳性であるためか、開発地アメリカでは試験品種(中間品種)にとどまり、アメリカ農務省(USDA)で正式に種苗登録されるまでには至りませんでした。

しかし、日本のブルーベリー黎明期には、そういう品種もアメリカの研究機関から入ってきました。そして、当時の日本の関係者らは、それらに名称を付けたのでした。それが、ノビリスであり、フェスティバルであったのです。

このうち、ラビットアイ系品種の中では、相当に甘い品種であるといえるフェスティバルですが、実着きの悪さについては、ウッダードどころではありません。これは、日本での試作でも完全に立証されたことであり、アメリカで種苗登録に至らなかった理由もよくわかります。

ところが、このノビリスは、日本での長い期間の試作において、その優秀性は間違いなく実証されたといっていいでしょう。つまり、ブルーベリーが本当の性質、あるいはその潜在能力を発揮するのは、完全な成木になってから幾年もかかるということです。

しかし、育種事業においては、ある程度のリミットがあるわけで、ノビリスは、それにもれた品種ということでしょう。

逆に、日本では、群馬県における日本初のブルーベリー品種として話題になった「おおつぶ星」「あまつぶ星」「はやばや星」の二番煎じを狙って、十分な試作もなされないまま、形式だけの種苗登録をクリアしただけの品種が、今後必ず現れて来るはずです。さらに、育種したわけでもないのに、商標登録をするという、愚かな行為も繰り返されています。

それら、話題性や、名誉や、金儲け目的だけの、育種者としてのポリシーのない、いい加減な似非品種を見抜く見識眼が、営利・趣味を問わず栽培者には必要となるでしょう。

いままでも、わけのわからないいい加減な名前のブルーベリーが多く存在していたわけですが、今後は、種苗登録されていたとしても、その危うさを孕んでいるという時代が来るはずです。

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