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総責任者:渡辺 順司
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ブルーベリー大図鑑・品種読本(著者より)
 本書籍は、「日本初のブルーベリー図鑑」です。「世界初のブルーベリー図鑑」であるのかもしれません。どちらにせよ、現在までのところブルーベリーだけに限定したこのような書籍の存在を確認していません。しかし、「日本初」とか「世界初」とかいうことは、単に結果としての問題でしかなく、むしろ、この事実によってブルーベリーが、いかにマイナーな存在であるかがわかるといえるでしょう。
 つまり、今まではこのような書籍の必要性がなかったのです。このことは、それを欲するほどのマーケットが形成されていないことを意味します。あるいは、誰も手をつけようとしない問題だったのかもしれません。もしかしたら、これからもそうであり、本来的に本書籍の存在意義など無に等しいのかもしれません。

 本書籍は、このような現実も含めて「ブルーベリーの本当の姿」を語ることを目的としています。つまり、図鑑とはあくまでもタイトルであり、品種の解説とはその手段であり、その本質は「ブルーベリーの真実」を捉えることにあります。
 さらに、私にとってのブルーベリーとは、もはや「題材」に過ぎません。究極的な目標とは、物事の「真実」を捉えて見つめることにあります。したがって、本書籍の記述テイストは解説というよりも極めて恣意的な評論色が強いものといえるでしょう。
 しかし、その内容については、日本を代表するブルーベリーの第一人者である志村勲氏(日本ブルーベリー協会会長・東京農工大学名誉教授)および横田清氏(岩手大学名誉教授)からの推薦のことばと発刊のことばという賛辞を頂くに至っています。このことは、本書籍が結果的に有意義なものに仕上がったことを意味します。お二人から頂いた内容の抜粋は帯に記し、全文も本文中に掲載しています。

 なお、この書籍は、その内容だけでなく、表紙、装丁、紙質、あるいは手にしたときの質感や印象などにもこだわりを持って制作しました。モノとして愛着を抱くことができる書籍ということを目指し、ページの角は丸くカットを施してあり辞書のような高級感があります。
 特に、表紙をはずした状態では、レザータイプの高級感ある素材と流れるような斜体英語によるロゴとがマッチして、洋書あるいは革製バイブルを彷彿とさせます。また、多くの書籍で気になる表紙や帯の損傷を防ぐためにビニールカバーも付してあります。

 これには、本が売れない時代であるがゆえに、その制作費の縮小が迫られた結果、書籍というもののイメージ自体がチープ化に向かわざるを得ない現状に対して、一石を投じるという意図があります。
 多くの書籍が安価な製本方法を余儀なくされた結果、背表紙の糊づけが硬すぎてページが開きにくいばかりでなく、無理に開くと割れることさえあります。また、実際の売場での注目度を少しでも上げるために小手先だけによる工夫の弊害で、本来は知的成果物であるはずの書籍の品位が著しく低下して見えることに対する警鐘でもあります。
 このような状況では、書籍の品位とイメージ低下のスパイラル現象は、さらに加速していくことでしょう。

 昨今の書籍の出版では、発刊後短期間で売り切ることを大前提に、売れる部数だけを制作して、返本率を極力少なくするという販売リスクの回避が「賢い出版方法」だとされているようです。
 しかし、それでは本来の制作意図が制約されるばかりでなく制作側の消極姿勢から、印刷部数が低めに設定されることは想像に難くありません。これでは、もともとマイナーであるマーケットをさらにマイナーなものにし、意気消沈させてしまうという危惧を持ちます。
 本書籍は、本文だけでも328ページに及ぶ上質紙オールカラー版で、さらに豪華な装丁を施しているにもかかわらず、広く一般への普及を目指し相対的に極めて安価な価格設定としました。前述したように、そのマーケットボリュームゆえ多くの販売部数が見込めないジャンルでは、この装丁でこの価格設定は画期的なものであるはずです。

 本書籍は、以上のような制作コンセプトに基づいて、出版社、印刷会社、そして取材にご協力頂いた多くの方々によって、極めて完成度が高いものに仕上がったと確信しています。発刊前にご一読いただいた関係者の方々からは、内容に「感動した」という言葉を頂いています。本来的に図鑑とは、感動を呼ぶべきカテゴリーではないはずで、その意味で本書籍は一般にいう図鑑の概念を超えているはずです。
 今後は、ブルーベリー関係者のみならず、ごく一般の読者からも、このような感想が寄せられるならば、ブルーベリーを「題材」として、物事の「真実」を語ろうと試みた本書籍の制作意図が、本当の意味で具現化することになると考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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電話:03−3496−7046
営業担当:小林・一ノ瀬

 

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