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私は、この「本物のスタンレイ探し」によって、本当にブルーベリーに愛着を持った数少ない農家や栽培家や研究者に出会うことができた。彼らは、本当にブルーベリーが好きで、本当に美味しいブルーベリーというものを知っている。
そして、それをわかっている農家では、そのクオリティを極力保つ基準での収穫や出荷を当然のものと捉えている。熟期を見計らっての摘果や選果は、他の果樹と比較するならば、極めて面倒な作業といえるが、それを当然のこととしている。
また、ブルーベリーに愛着を持った栽培者は、ブルーベリーの株を詳細に観察している。それも、ごく自然に、あたりまえのように。さらに、当然、品種の特徴を熟知しており、少なくとも自らが育てているブルーベリーの品種くらいは、正確に同定できるのである。
私は、栽培者の原点がここにあると思っている。
対象物への愛着こそが、極めて自然にそこに導くのである。
そして、そのような人たちの協力を得て、今までほとんど誰もが興味を持たなかった、あるいはその必要がないとさえ思われているブルーベリー品種の多くを同定することができたのである。
さらに、その成果は、各品種の花、幼果、熟果、葉などの写真とともに、その特徴、開発経緯、位置付け、評価、歴史など。そして、かつて存在しなかったその同定基準までも含めて確実に捉え、まとめるまでに至った。
そして、2004年、その同定した品種数は当初目標の100品種を超え、2006年には集大成することとなったのである。それが、日本初、そして世界初ともいえる「ブルーベリー大図鑑」である。
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