デスクトップ用品

 単なるオブジェが多いヴィエナ・ブロンズにも実用品は存在します。デスクトップ用品(事務用品)が、その代表的なものといえるでしょう。その中で比較的多く見かけるのが、インクウェルやペン置きです。ほかには、書いたインクを染み込ませて、そのかすれやにじみを防ぐブロッター、あるいはレターオープナーなどがあります。これらデスクトップ用品は、ヴィエナ・ブロンズという括りを超えて、アンティーク製品全般に人気の高いカテゴリーだといえます。

 なお、私が最初に心惹かれたヴィエナ・ブロンズの「ウサギの紙ばさみ(ペーパークリップ)」も、実用品ということになるでしょう。また、ずっしりとした重量感があるブロンズという素材特性によって、デスクトップ上では、オブジェでしかないすべてのヴィエナ・ブロンズが、豪華で個性的なペーパーウェイトとして機能することでしょう。

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  写真は、左上から「2羽の小鳥のペン置き」、これは小鳥がとまっている水飲み部分がペンケースになっています。そして、「キジのインクブロッター」、キジ自体が非常に持ちやすい形状に作られており、側面に取り付けられたネジによって吸引させる紙の差し替えができます。
 下にいって「小鳥のインクウェル」、これは首部分のヒンジによって開閉します。中には白い陶器のインク瓶が入っています。そして「フクロウのレターオープナー」と「ペーパーウェイトとしてのドーベルマン」です。

 これらのうちインクウェルは、現代では実際に使用することはほとんどないと思われますが、アンティークとして人気の高いデスクトップ用品のうちでも特に注目を集める作品であるとともに、秀逸な作品も多く制作されています。

インクウェル