ラフィットの樽でできた万年筆

 2005年に「クリュッグ」シャンパンの樽でできた万年筆「KRUG by OMAS」を発売したイタリアの万年筆メーカー・オマスは、2007年にフランスの5大シャトーの最高峰「シャトー・ラフィット・ロートシルト(Chateau Lafite Rothschild)」の樽でできた万年筆を発売しました。

Lafite Rothschild

 

 万年筆が限定1000本、ローラーボールペンが797本、合計1797本は現存するラフィット最古のヴィンテージ(1797年)にちなんでいるそうです。専用ケースはラフィットのイメージカラーでもある濃紺と黄色が使われており、付属インクはワインカラーの色合いになっています。また、ペン先とキャップトップには、世界に君臨したロスチャイルド家5人の兄弟を象徴するとされる5本の矢の紋章が、そして首軸にはシャトーをイメージした絵柄が刻み込まれています。

Lafite Rothschild

 

 シャンパン同様、私がワインに興味を持つきっかけとなったものは、まさにこの万年筆なのです。そして、それまで赤ワインとは、私が最も嫌いなアルコール飲料のひとつだったのです。

 この万年筆をきっかけとして、私はワインに多大なる興味を持つようになり、はじめて自分の意志でヴィンテージワインを飲んでみようと思ったのも事実です。そして、その最初は、この万年筆が導いた「シャトー・ラフィット・ロートシルト」でした。「最も嫌いなアルコール飲料」だったワインは、その時点を境に「最も興味をそそられるアルコール飲料」という位置づけに変化したのでした。

Lagfite Rothschild