農文教「現代農業」に写真協力(2011年2月号/2012年2月号)

 農文教の月刊誌「現代農業」では、年に一度くらいのペースで果樹や農作物の品種に注目した特集を組みます。その中で、2011年と2012年の2度にわたってブルーベリーが取り上げられ、様々な品種の写真を提供しました。

現代農業

 この2回の特集で感じたことは、他の果樹や農作物と比較すると、やはりブルーベリーは品種の概念が希薄であることです。さらに、栽培実績が短いことも手伝って、その品種間異差による同定のみならず、輸送性や保存性、耐寒性や耐暑性、あるいは耐病性など多くの視点からの明確な区分がいまだ確立されていないことを痛感します。

 そのような品種ごとの性質の理解は、気候や栽培環境の異なる日本各地での大量なサンプルをもとにした栽培実績なくしては容易に実現することはないでしょう。また、特定地域での事例や実績は、他の地区でも同様であるとは限らないのです。まだまだ、先は長い気がします。

現代農業

 実際、スーパーや果物店でも、いまだにブルーベリーの品種が明記されて売られている事例がたいへん少ないのが実情です。数年前には、都内有名百貨店の伊勢丹や高級スーパーの紀伊國屋や明治屋などで、品種別のブルーベリーが登場した時には、ようやくそういう時代が来たのかと思ったものでしたが、再び単なる「ブルーベリー」に戻ってしまいました。輸入品のブルーベリーに関しても同様なことがいえるようです。